2024年2月 第319回山行記録
| 西岳(2398m)実施日:令和6年2月17日(土)参加者:20名(男性8名 女性12名) 担当リーダー:嶌本 サブリーダー : 青木、石上 本日は西岳へ。八ヶ岳連峰の南端近く、編笠山の隣にあるお山です。雪山初心者向けの お山だそうですが、最後の急坂が難関とのことで、雪山初心者の私はドキドキしながら参 加しました。 6:10 静岡駅前よりバスで出発。清水駅前を経由して東名清水ICから中部横断道~中央 道の小淵沢ICを経て富士見高原西岳登山口に到着。メンバー総勢20名。静岡出発時は曇 り空だったけど現地は快晴。良かったです! 8:40 A~Cの3班に分かれてA班から順次スタート。経験者中心の先鋒隊A班、ほどほ どのB班、初心者中心のC班。雪山初心者の私はC班でした。(以降の時刻はC班の到着時 刻を記載) 樹林帯の林道を歩きます。歩き始めは雪が殆ど見当たらず、これは山頂付近しか雪が無 いかも?と思ったのですがそんな訳は無く、程なく雪道が現れました。雪道、どろんこ道、 土の道、また雪道..状態の異なる道がせわしなく現れます。歩きにくいので早めにチェー ンスパイクを装着。 9:30 不動清水着。水場と聞いていましたが染み出す程度の水量だったので飲むのは断 念。この辺りから徐々に山道らしい道に。そこそこの登りが延々と続きます。樹林帯なの で眺望も無し。山頂は絶景だと聞いたので、それを励みに登りました。日向を歩く間はポ カポカ春みたいな陽気。だけど日陰に入るとやはり冬だと思い出す寒さ。 そんな道だったので積雪量も場所によりばらつきがありましたが、標高が上がるにつれ て雪ばかりの道に。でも堅く締まった雪質だったので、チェーンスパイクが心地良く雪を グリップ。歩き易く感じました。 12:00 小広場着。標高2138m。名前の通り小さな広場となっています。出発が早か ったのでお腹が空いてしまい、C班はここで昼食となりました。 (先行したA・B班は西岳山頂で昼食)。 昼食を済ませていざ山頂へ。戻り時間を逆算すると山頂到着13:30がタイムリミット。 刻限に間に合わなければ登頂断念して引き返すとリーダーさんから告知。早く着きたい、 でも眺望は開けないし坂はキツくなるばかり。息を切らしながらなんとか歩みを進めまし た。と、樹林帯が突然途切れ、稜線の向こうに編笠山がいきなり姿を現しました。でも西 岳山頂は茂みの先で未だ見えず。刻限に間に合わないかも..少し諦めかけた時に「頂上が 見えたよ~!」先行のメンバーの声が。その声に励まされて茂みを抜けるとバーッと視界 が開け、そこが西岳山頂でした。タイムリミット10分前..間に合いました。 13:20 西岳山頂着。標高2398m。すぐ隣に大きく編笠山。その稜線の先には権現岳も。ちょっと雲が出てしまいましたが目の前に広がる稜線は迫力があり、八ヶ岳の一角にいる んだなあと実感。雪道を乗り越えてここまで来れたと嬉しくなりました。 山頂でひととき景色を楽しんだ後は、軽アイゼンに履き替えて下山開始。慣れない急な 下りの雪道で少し怖さもありましたが、リーダーさんに歩き方を教わり慎重に下っていき ました。 徐々に坂が緩やかになり、軽アイゼン無しでも歩ける道に。終盤は無雪期のペースで歩 けるようになりました。16:45 西岳登山口着。 先行班は15:00頃に登山口に戻って来たとのこと。だいぶ時間差がついて待たせてしま った訳ですが、全員無事に下山することができました。 その後はバスに乗り込んで帰路につき、19:30静岡駅到着で解散となりました。 雪道と急坂とそれなりの距離。しんどかったですが、その向こうにあった山頂の絶景。 登った甲斐がありました。 リーダーさんやメンバーの皆さんのサポート無しではきっと登れなかったと思います。 登頂できて嬉しかったです。ありがとうございました。 (記:増田)
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