2024年9月 第329回山行記録
| 大菩薩嶺実施日:令和6年9月8日(日)参加者:21名(男性9名 女性12名) 担当リーダー:水谷 サブリーダー青木 本日の山行は日本百名山の一座。中里介山『大菩薩峠』の舞台としても有名な大菩薩嶺へ。 6:10 静岡駅南口に集合しマイクロバスで出発。 中部横断道?中央道を経て勝沼ICへ。葡萄畑を抜けて山間部に入り現地登山口へ向かい ました。(以降の時刻は2班) 9:15 小屋平登山口 10:35 石丸峠 11:30 大菩薩峠(昼食) 13:00 大菩薩嶺 14:35 上日川峠 小屋平登山口でバスを下車。現地はどんより曇り空。午後から雨予報なので一応雨具持参。でも降らないことを祈りつつ、2班に分かれて出発。笹に覆われた樹林帯を登って高 度を上げていきました。 道が緩やかになってくると木々がまばらになり笹原のうねうね道に。ほどなく石丸峠に 到着。眼下に大きなダム湖が見えました。大菩薩湖というそうです。 景色が広がり周辺の山が見えるようになったけど、遠くの山は雲の中。ちょっと残念に思 いつつ足元に目を落とすとリンドウが咲いていました。 季節が秋に差し掛かっていて、見かけるお花は少な目。それでもリンドウの他、フシグ ロセンノウ、ホタルブクロ、アザミなどを見かけました。 笹原の道を越えるとまた樹林帯に。曇り空のせいか、苔が青々と鮮やかでした。樹林帯 を抜けると景色が開けて大菩薩峠に到着。向こうに大菩薩嶺の高まりも見えました。 この山は山頂よりもこの大菩薩峠が有名。着いたね!と喜び合い、大きな看板の前で皆 で記念撮影をしました。だけど名高い富士山の眺望はやはり見えず真っ白..分かってはい たけど残念。 頃合いも良いのでここでそのまま昼食となりました。 普段の大菩薩峠はハイカーで混雑し、昼食場所の確保がなかなか大変らしいのですが、 この日は雨予報のおかげ(?)か人少なめで風も無く、メンバーの皆とお昼を広げて悠々と 過ごすことができました。富士山が見えないのは残念だけど、天気もどうやら持ちそうで、これはこれでラッキーでした。 お昼を済ませたら、いよいよ大菩薩嶺を目指します。気持ちの良い稜線歩き。 本来は南アルプスと富士山を見渡しながらの稜線歩きになるそうですが、今回は雲で真 っ白なので心の目で。あの辺りに南アルプスがあるはずなんだね..と見渡しながら登って いきました。 小石ゴロゴロの道や雷岩を越えて樹林帯に入り、苔の森を少し登るとそこが大菩薩嶺、 山頂でした。 大菩薩嶺は樹林帯の中で眺望無し。木ばっかりだねぇ..と話していたら、鹿がひょっこ り姿を現しました。近付いても逃げる様子もなかったのでひととき鹿の周りに集まって写 真を撮ったりしました。 山頂からは折り返し。雷岩付近の分岐から唐松尾根方面へ。眼下に大菩薩湖を見ながら 石ゴロゴロの急坂を下ると、徐々にカラマツの森と笹の歩きやすい道に。 この頃には陽が差してきて、気持ちの良い木陰歩きとなってきました。すらりと立つカ ラマツたちがとても綺麗で、秋になったらきっと紅葉も素敵だろうねなどと話しながら下山。ほぼ予定通りの時刻に上日川峠に到着。雨には降られずに済みました。 待っていたマイクロバスに乗り込み、来た道を辿って18:00過ぎに静岡駅に戻ってきま した。 富士山と南アルプスの眺望は残念でしたが、曇り空のせいか暑さはさほど感じず、ハイカー少なめで楽々と歩を進めることができました。道はよく整備されて歩きやすく、さす が百名山という感じでした。 良い山行でした。富士山が望めない分、秋の花やカラマツの林、苔の森など目の前に広 がる自然を楽しめたように思います(でもまた機会があれば、次は大菩薩峠からの富士山 の絶景を見たいですが)。 ありがとうございました。 (記:増田)
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