2023年11月 第316回山行記録
| 大室山実施日:令和5年11月12日(日)参加者:23名(男性7名 女性16名) 担当リーダー:石上 サブリーダー : 青木 大室山は富士山が持つ多くの側火山の一つである。なだらかな富士山の麓にあるので一 見独立峰にも見える。頂上部には火口の窪地があり、青木ヶ原樹海の南側に位置する。周 辺には本栖風穴、大室風穴、富士風穴等の風穴が点在する。 9:05 大室山登山口へ向けて出発 曇り空の中出発する。7分程平坦な道を歩くと富士風穴との分岐に達する。風穴は帰路に 寄る事として進む。 9:20 大室山登山口着 ここから緩やかな勾配の大室山に登って行く。周囲には樹齢300年を超えるブナ林が広 がる。これほど大きなブナの木が群生する森はなかなかお目にかかれない。この山は登 山道が無いので落葉した晩秋の時期に目印テープを頼りに登る他はないのだが、ブナの 森を観賞するために訪れるのも有意義だと思う。 10:30 大室山北峰到着 落葉の堆積した斜面を目印テープを頼りに約1時間程登ると大室山北峰に到着する。標高 は南峰より20m程高いのだが樹林帯の為見晴らしは無い。三角点も南峰に設置してある。 10:50 大室山南峰到着 山頂はガスに包まれ視界は無い。晴れていれば眼前に富士山が迫り、眼下には朝霧高原が 広がり駿河湾まで見渡せる。右手には毛無山塊をはじめ南アルプスが一望できる。残念だ が仕方がない。 風が出てきたので火口跡方面に下って風よけが出来る林で場所で昼食をとる。 12:40 登山口着 約40分で大室山北峰から同じ踏み跡をたどり登山口に到着する。その後帰路の途中に富士 風穴を見学して13時05分に出発地へと戻って来た。 【山行の総括】 この山は登山道が無いので安易に入ると道迷いに遭遇し危険である。登るときは経験者と の同行をお勧めする。又時期としてはすっかり落葉した晩秋が目印テープを追うのに最適 である。快晴の時を狙って登れば富士山をはじめ180度のパノラマビューが一望できる。 山麓のブナ林を堪能するのであれば初夏の頃が最適であろう。機会があれば再度訪れたい 山である。 (記:石上)
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