2023年9月 第313回山行記録
| 二ツ塚~御殿庭実施日:令和5年9月30日(土)参加者:20名(男性8名 女性12名) 担当リーダー:石上 サブリーダー:渡辺、森田、岩﨑、内藤、柴田 二ツ塚と御殿庭は共に富士山の側火山である。晴れていれば富士山と宝永火口を間近に 望む絶好の位置にある。今回は富士山麓の森林限界付近を巡るパノラマコースを堪能した。 8:20 御殿場口新五合目出発 出発時は霧がかかり大石茶屋も霧の中。登山道を示すロープと登山アプリを頼りに二ツ 塚を目指す。にもかかわらず途中で道を間違える。尚、出発までに、トイレ、スパッツ装 着、準備体操等で15分程度は必要である。 9:40 二ツ塚(下塚)との分岐に到着。ここで暫し休憩後、下塚に登る7名と別れる。 9:40 二ツ塚(上塚)登山開始。標高差150m、斜度20度のザレ場を、一歩登って 半歩下がるような足場の悪い斜面をジグザグに黙々と登る。女性陣が登れるか当初心配で あったが杞憂であった。 10:05 二ツ塚(上塚)到着。写真撮影後直ちに下山する。下りは砂走りを下るがごと く一気に駆け下る。今回の計画で唯一の爽快なコースである。全員で上塚に登っていたら 途中でリタイアした参加者が出たかもしれない。二つに分けたのは正解であった。 下山後全員を三つのグループに分ける。各グループにCLとSLを配置してグループごと 間隔を開けての行動となる。一グループ当たり7~6名なので一人一人の体調を把握する には最適な人数である。実際、靴擦れ等で応急措置に時間を要したグループもあった。 11:30 四辻、三辻、小天狗塚と緩やかな傾斜の箇所を通過し御殿庭入口に到着。休憩 後にここから御殿庭上に向けて標高差200mの急登が始まる。ザレ場感は少ないが、二 ツ塚(上塚)を登った後なので脚にはキツイ。みんながバテないように時間をかけて登る。 12:15 御殿庭上に到着。今まで時折雲に隠れたりしていた宝永火口、宝永山、そして 富士山が眼前に迫る。正に圧巻の景色である。苦労して登って来た甲斐があった。ここで 雄大な景色を眺めながら30分の昼食タイムを取る。今回は参加費に若干の余りがあった のでシャインマスカットのデザートを用意した。 12:45 記念写真を撮り下山を開始する。御殿庭中から二合五尺にかけての下山路は、 急なザレ場で崩落個所もあり慎重に下る。それでもスリップしたメンバーが何人かいた。 結果この区間は予定よりも時間を要した。一合五尺に近づくにつれ緩傾斜となり歩きやす い道に変わって来た。 15:05 ゴールの水ヶ塚駐車場に全員無事に到着。バスで着替えを終えた後に一路静岡 に向かった。 【山行の総括】 近場で絶景に出会えるコースとして二ツ塚~御殿庭を選んだ。絶景か否かは参加者の判断 に委ねるとして、少人数でのグループ行動は今年度に入り何回か実施されており概ね好評 である。又、参加費からのデザート費用の捻出は今まで無かった試みであり賛否が分かれ ると思うが、今後の参加費活用の在り方に一石を投じる事が出来れば幸いである。 (記:石上)
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