2023年7月 第310回山行記録
| 岩手山・田代岳・八幡平実施日:令和5年7月8~9日(日)二泊三日など 参加者:24名(男性10名、女性14名)※一般参加者2名 リーダー:水谷彰仁、サブリーダー:望月 亮 記録:MとW 今回の東北地方の山行は、岩手山・田代岳・八幡平を中心にして、参加者ひとり一人の 都合や体力に合わせて、山登りコースや日程を選ぶことができる二泊三日の山行でした。 宿泊地は安比高原にある貸別荘施設でした。静岡マウンテンクラブの会員が契約して施設 の部屋を借りることができました。基本的には、21日から23日まで計画で、22日に は岩手山と田代岳から選択し、23日は全員で八幡平に歩く計画でした。しかし、早くか ら安比に来て、事前に早池峰山に登ったり、24日に秋田駒ケ岳に登るメンバーたちもい ました。 ≪22日≫ 【田代岳】男性7名、女性3名計10名 白神山地の東端、青森県との県境近くに位置する。西に雷岳、烏帽子岳、茶臼岳を連ね る山塊の主峰である 昭和50年に県立自然公園に指定された。鳥海火山帯に属するトロイデ型火山で、山頂直 下の標高1100m付近には、大小120ほどの池塘散在する大湿原が横たわっている。(「山と渓谷社オンライン」より) 6:00 安比高原を車2台で出発する。 8:50 今回は「荒沢コース」から登る。駐車場に1台しか車がなかった。大広手口に は何台か車が置いてあり、そちらから登る人がおおいのか。先週あたりか?秋田県で豪雨 があり、大きな被害が出ている。登山道は崩れてはいないが堆積物があるなど登山道は歩 きにくかった。出だしすぐで沢コースと稜線コースと分かれていると言われていたが、そ の分岐点が分からず、滑りやすい沢コースを歩く。途中からブナの巨木がたくさんあり、 深い森という感じであった。静岡県の山とは全然風景が違う。五合目付近から、登山道が 大きな石がゴロゴロしており、歩きにくった。 11:30 やっと9丁目の池塘のある大湿原に到着する。風景がまったく違った。木道 を水生植物を観ながら歩く。 11:45 山頂到着。晴れていて遠くの山々まで観ることができた。 12:15 山頂を出発する。下りはあまり休まず慎重に下る。登りでは分からなかった 稜線コースを歩く。 14:44 荒沢口に戻ってくる。
【岩手山】男性3名、女性10名計13名 岩手県の最高峰、標高2,038メートルの秀峰「岩手山」。 今回は、岩手山登山の中でも最もポピュラーと言われる馬返し登山口からスタート。 参加者のほとんどが岩手山は初めてであり、急こう配の山道が続きかなりの困難が予想 された中、後行班に八合目で引き返した人がいたものの、皆怪我もなく無事に下山。 天候にも恵まれ、活火山の荒々しさや高山植物、可憐な花など岩手山の様々な魅力を満 喫し、苦労した中にも達成感を味わえた山行であった。 6:40 馬返し登山口。木々に覆われた山道を一列にスタート。 7:30 一合目。急勾配で歩きづらく、隊列が伸びてきたため、全体を先行班(6名)・ 後行班(7名)の 2班に分け、 それぞれのスピードに合わせて進む。 8:25 四合目(先行班)。樹林帯の新道から岩場の多い旧道に挑戦。眼下に拡がる大 展望を楽しみながらも、浮石にも気を付けながら慎重に進む。 10:15 八合目避難小屋(先行班)。 広々した平地にどっしりと構えた木造の立派な建 物が目に飛び込む。建物の正面には水場があり、疲れを癒す多くの登山客で賑わってい た。水は非常に冷たく、水量も豊富、まさに砂漠のオアシスであり、30分ほど休憩。 11:45 山頂(先行班)。 山頂標識を囲み皆で記念写真を撮れば、ここまでの疲れもな んのその。山頂では、沸き立 つ雲海の雄大な景色の中、点在する石造物にも目をやり ながら、最後は砂走に足を取られながらも、空中 散策の気分で、反時計回りにお鉢巡 りを楽しんだ。
≪23日≫ 【八幡平】男性10名、女性14名計24名※一般参加者男女各1名 山頂は八幡平市南西端に位置する。オオシラビソの樹海の中にミツガシワの咲く池塘 が点在する広大な湿原がこの山群の特徴である。湿原にはイワイチョウ、ニッコウキス ゲ、コバイケイソウが咲き、ワタスゲの綿毛が揺れる。カオジロトンボもいる。今回は 山頂付近の駐車場を出発して、湿原を歩き源太森のピークを通り、茶臼岳まで歩いた。 6:30 安比高原を5台の車に分乗して、茶臼岳登山口の駐車場に1台車をデポし て山頂まで行く。 7:40 八幡平山頂の無料駐車場を出発する。池塘や湿地帯の風景を観ながら進む。 9:15 源太森の山頂に着く。ここからの湿原の風景が美しい。 9:55 黒谷地湿原に着く。 11:00 茶臼岳山頂に着く。ここからの山塊の風景が綺麗だった。遠くに岩手山も 観える。ここで昼食。 12:00 茶臼山登山口駐車場に着く。
<感想> 初めて参加して東北の山を登ったIさんは「最高に楽しかった!」と言ってい ました。この言葉が象徴するように参加者みんなが楽しんだのではないでしょう。静岡 にはない風景や植物などの自然を堪能したと思います。そして、宿泊場所を提供してく れて、各個人の様々な希望に答えてくれて、レンタカーなどの車の手配、2日目のバイ キングの食事手配やお金の管理などなど大変な役割をこなしてくれたMさんに心よりお 礼をも仕上げます。本当にありがとうございました。 (MA) |