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2022年5月 第292回山行記録
| 釈迦ケ岳実施日:令和4年5月22日(日)参加者:19名(男性5名、女性14名) リーダー:熊谷(L)、大石(SL) 釈迦ケ岳は笛吹市にあり、御坂山塊の甲府と河口湖の境界線上に位置する山である。ピラミ ッド型の尖った山頂部は視界で遮るものがないため、富士山をはじめ南アルプスや八ヶ岳、奥 秩父山系を望む360度の大パノラマの絶景を楽しむことができる。(晴天ならば) 新型コロナのオミクロン株の蔓延で県外へのバスを利用しての山行は、1月の入笠山スノー ハイキング以来、4か月ぶりである。今回はセイシンの小型バス、大崎さん運転のマイクロバ スの計2台、1人2シートで、全員マスク着用、換気をして感染対策に気を付け実施した。 6:00 静岡駅南口、小型バス、マイクロバスの2台で出発(静岡15人)。 バスに乗り込みスタートすると、雨がぱらつく。(本日は山梨笛吹市は晴天時々曇り 予報) 清水マックスバリュー前で4人乗り込み計19人で、清水インターより東名に入る。 6:50 東名富士川SAでトイレ休憩 8:10 西湖入り口の根場でトイレ休憩 8:35 上芦川登山口(1120m)スタート、アスファルトの道を歩く。 9:12 釈迦ケ岳登り口、ここより登山道。登山道両脇にヒトリシズカ、雲が空を覆う。葉 を広げたトリカブトが目立つ。咲いたらきれいだろう。雨でぬれた広葉樹の落葉の 上を踏みしめて歩く。 9:45 尾根分岐(1470m)ミツバツツジの花が見られ、青空も見られ始める。 神座山(←)釈迦ケ岳(→)道がだんだん険しくなり、途中より岩場になったため (ロープもところどころあり)雨で岩、木の根がすべるため、ストックをしまう。 頂上に近づくとイワカガミ、ミツバツツジ、ミズナラ、ブナ。 10:30 釈迦ケ岳(1641m)頂上。青空がみられるが雲で富士山は見えない。近くの神座 山、大栃山とみられる。小休憩もぐもぐタイム、頂上は多くの登山者で混む。ここ より下りがやはり岩場。 11:30 府駒山(11:30)で昼食。新緑が目に優しい。黄色いカッパに羽虫がたくさん集ま る。マイヅルソウ、コケリンドウ探しで癒される。 14:50 日向坂(どんべえ)峠(1450m)ここでアスファルトの林道を横切る。ここまで 車で来られるため数台車で来ていた人あり。)ここより黒岳頂上を目指す。マルバ ダケブキたくさんはえている。 13:00 上芦川分岐。帰りにはここより左側に降りるとのこと。ここより黒岳頂上まで、 釈迦ケ岳頂上付近のような岩場はないが、疲れがたまってきており、無言になる。 13:30 黒岳の尾根に出る。アセビが目立つ。ヤブレガサのような大きな葉の群落があち らこちらにたくさん見られる。ヤマタイミンガサというヤブレガサの仲間、花の咲 く時期はさぞかしすごいだろうと思ったが、お花はそこまでという感じらしい。 14:00 黒岳(1792.7m)到着。黒岳は山梨の森林100選に選ばれており、学術上、重要な 広葉樹のブナ、ミズナラ林。そこまで樹木が太くないため樹齢200年くらいとか。 シカの食害から守るため、お花が柵で数か所囲まれていた。 黒岳展望台往復。展望台より山中湖、河口湖が全貌できる。田んぼがパッチワーク 状にみられ、富士山は雲がかかり、頂上は見えなかったが、大室山、毛無山など素 晴らしい展望だった。 15:00 林道につく。ここよりアスファルトの林道を歩く。テラス往復のバスが何度か通 り過ぎる。 15:20 スズラン峠駐車場に到着。荷物をバスに入れ、スズラン群落畑に降りていく。ス ズランは開花が1、2割といったところか。スズラン、様々な色のイカリソウ、ラ ショウモンカズラ、フデリンドウ、チゴユリ、マイヅルソウ、アマドコロ、ワチガ イソウ駐車場に帰る階段にムラサキケマン、キケマンが咲く。 16:00 帰路に就く 17:00 朝霧高原道の駅でトイレ休憩、売店が17:00までで、ギリギリ間に合い牛乳ソフト クリームを購入する。小型バスは少し時間を過ぎていたため、食べれなかったらしい。 18:30 清水で4人おろし、静岡駅南口にバス到着。 当初配られた行程表の時間通りに登山が進み、熊谷、中野リーダーお世話になりました。 岩場あり、展望あり、100選に入る素晴らしいブナ、ミズナラ林あり、スズラン畑あり、 変化に富んだ登山でした。熊谷リーダーの「わが大地の歌(笠木透)」の熱唱を聴けなか ったので、それは次回の山行の持越しでお願いします。登山途中、何度も一番先頭へ走 っていき、写真撮影をしてくださった中野副リーダーお疲れさまでした。(KK)
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