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2022年6月 第293回山行記録
武甲山・両神山実施日:令和4年6月4日(土)~5日(日)参加者:19名(男性6名、女性13名) リーダー:小笠原(L)、中野(SL) 秩父路の名峰、2座に行ってきました。1座目は秩父盆地の中に立つ石灰岩の山、これは200名 山の一つ武甲山、2座目は言わずと知れた100名山の一つ両神山。どちらも信仰の山です。梅雨に 入る前の初夏の日差しを感じながら行ってきました。 6月4日(土)武甲山 静岡駅を出たバスは予定通りに清水駅前のマックスバリューに到着、そこでトラブルを耳にす る。東名が事故で御殿場から先が通行止めとのこと、とにかく御殿場まで行ってみるがまだ開通 はしていない、仕方なく山梨県から雁坂トンネルで秩父に入ることにした。問題なく西武秩父線 横瀬駅に到着、ここまで予定より23分遅れであった。ここからがSLの手配の賜物で予約済みのタ クシーに分乗、登山口の生川に着、ここに来るまでセメント工場がいくつも有る。身支度を整え 出発、ここも山岳信仰の山なので丁目石がありそれを見ながら登っていく、全部で52丁、最終 は頂上の御嶽神社だ。しばらくは沢沿いの道を歩くがそのうち登山道に入る、周囲は杉の樹林帯 で展望はゼロ。花も無い。不動の滝という所で水入りのPBがある、これは山頂の水栓トイレのも ので登山者に協力を求めている。私も2LをもったがMCのなかで5Lを持つ強者もいた。道もそん なに急登もなく杉林が続く。28丁目の先に道祖神が祀られている所がありそこの所に小さな握り こぶし程の石がある、よく見ると願い事等が書いてある。神社の絵馬の様な物だ。これは御嶽神社 に着いて理由がわかった、感謝石として授けている石灰岩だった、神様のことに価格のことを申し 上げるのもどうかと思うが、一個千円なり。大杉の広場で昼食と思ったが若干コースタイムよりお くれていてその手前で昼食タイム、写真を撮り合い出発。32丁目の上で大杉の広場に到着、ここで 再休憩。立派な杉の木だ。MCの女性が囲んで幹回り4人いれば囲めた。女性陣はキャッキャ言って いる、ウン十年前ならこの方達も可憐な乙女として大杉のたもとで・・・お前は何様だと言う声も あり、その言葉は飲み込んで先に進む。さしたる急登も無く順調に進む。頂上近くなると植生も変 わって広葉樹がチラホラ、杉ではなく檜の木もあった。さあ秩父御嶽神社も見えてきて頂上はすぐ そこだ。PBも注水した。第一展望所に到着、秩父盆地を見渡せる、明日登る両神山、赤城山、谷川 岳だと思うが雪を頂いている。ここは1,304Mの最高地点だが元の山頂は採掘の為に1980年に爆破 されていて32M低くなっている。今も採掘は続きもう100年するとここも無くなっているかもしれ ない。下山は反対の浦山口駅側にとる。南側斜面になり植生も変わり広葉樹が多い、途中で両神山 が見える所もあった。つづら折りの急斜面もあるが順調にずんずん下る。休憩場所で撮影と思って スマホのシャッターを特に女性に対して断りもなく押していると何だか自分がストーカーになった ような気分だ。気を取り直し、細い道を歩く。林道まで降りあとはバスの待っている所まで歩く。 右に橋立鍾乳洞を見ながらバスに着いた。インターネット情報によると15㎞位歩いたことになる。 とにかく皆さんの頑張りでコースタイムも予定通りに追いついた、1日目お疲れ様。ここから小鹿 野町の温泉旅館梁山泊まで。食事もボリューム満点で最後に美味しいお蕎麦が出て来て皆様満足さ れていたようだ。 6:00静岡駅―6:30清水駅―8:53勝沼IC―10:43西武秩父線横瀬駅―11:00生川登山口― 12:50昼食―13:17大杉の広場―14:30武甲山―17:03バス―17:40梁山泊 6月5日(日)両神山 今日はいよいよ両神山へ。宿で集合写真を撮り少し出発時刻が遅れる。小型バスがようやく通れる 程の道を行く、運転手さんの腕に感心する。登山口の日向大谷に到着。ここまで1時間位の遅れ。 今日は標高差1,000?登らなければ駄目、1歩1歩歩けばやがて頂上に着くと自らに言い聞かせ出発。 鳥居をくぐり進む。最初は少し登ってその後少し下ってゆく。薄川の清流に降りその後登って行く。 会所、八海山、弘法の井戸等標識もしっかりしている。清滝小屋を目指すが中々現れない。ゼーゼ ー言いながらしばらく行くと漸く林の中から見えてきた。無人小屋だがしっかりした作りだ。暫し 休憩。ここで女性2人がリタイア、小屋に待機して頂き我々は行く。ここからがまた急登だ。この上 の稜線に出れば確か一息つける記憶があった。産泰尾根、やっと稜線に出た。しかしホットする間 も無く今度は鎖場があるちょっと長い。しかしMCの面々はたやすく登る。また鳥居をくぐり両神神 社、御嶽神社と二つ並ぶ所へ着く、ここで梁山泊製作の弁当を頂く。旅館の従業員が朝5時頃から作 った、大変だったと半ば皮肉混じりに言っていた。そして鳥居で集合写真を単独で来たお兄さんに 撮って貰う、この方はこれから暫し我々の専属カメラマン?ということになる。最後の鎖場を越え両 神山頂上に着いた。奥秩父の山が見えていた、富士山も見える筈だが今日は雲で見えなかった。狭い 頂上で先程のお兄さんに写真を撮って貰う。さあ後は下るのみ、元来た道を行く。清滝小屋に着くと 先程のお兄さんがいた。また写真と言われるのが嫌なのかそそくさと下ってしまう。2人に合流し暫 く休憩をする。また下り始めるが、まだ下りは長い、慎重に下って行く。19人いるので隊列はどうし ても長くなってしまう。Lはいつもなら、とっとと降りてしまうが(Lの役目をしていない)、皆さん に怒られるのでここは我慢、少し下って待っている、それを繰り返す。そうこうしているうちに両神 山荘が見えてくる、日向大谷だ。運転手さんも、遅かったなと、多分思いながら手を振って下さる。 Mさんが足を痛めたが何とか19名全員が無事で戻って来られた。Lとしても何とも言えない瞬間だ。 帰路に就くが、家に帰ってからこそが登山の終点なのでもう少し時間がかかる。また雁坂トンネル越 えで山梨県、静岡へと向かう。清水駅、静岡駅に無事到着。皆さん有難う御座いました。皆さんのお かげで楽しい2日間を過ごすことができました。SL細かい手配を有難う御座いました。 7:30梁山泊―8:35日向大谷―12:45両神神社―13:27両神山―15:10清滝小屋― 17:26日向大谷―21:10清水駅―21:40静岡駅
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