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2021年3月 第273回山行記録
弥彦山(634m)・角田山(481m)参加者:16名(男性4名、女性12名) リーダー:中野、サブリーダー:青木 写真:神谷、記録:中野 弥彦山・角田山は新潟市近郊にある里山であり、日本海に近く春のこの時期は日本でも有数のカタクリ群生地となります。 今回の計画は、28日は弥彦神社を参拝してから御神体とされる弥彦山山頂を往復、夜は市内のゆもとや旅館に宿泊、29日は登り桜尾根コース・下り灯台コースを歩き角田山山頂を往復するというものです。また催行直前に当初のサブリーダー小笠原サンが私用のため参加できなくなり、急遽サブリーダーを青木サンにお願いする事態となりましたが何とか計画どおり催行できました。 28日 6:00 静岡駅南口出発、清水マックスバリュー前を経由して、東名高速→圏央道→関越自動車道→北陸自動車道と進む。12:40弥彦神社前に到着する。 12:50 一の鳥居から弥彦神社に入る。万葉集にも歌われた古社であり周囲の杉並木も思いのほか高く風格が漂う。拝殿で参拝後ロープウエーで山頂に向かう。 13:20 弥彦山山頂に到着し記念撮影。天気はあいにくの春雨模様であり眺望はないがレインを着るほどでもない。山頂奥にある御神廟まで往復した。山道にはキクザキイチゲ、白くてかわいいオウレンの花が多数咲いていた。 14:10 表参道を下山開始。中腹を過ぎたあたりからカタクリが現れ、ほどなく山道の両側を覆うほどに群生するようになる。漸くカタクリの群生に出会い歓喜の声も聞こえる。そしてカタクリの群生に満喫している中、前田サンがよく見ており、草の中に咲いているコシノコバイモを見つけた。ユリ科コバイモ属の植物であり絶滅危惧植物に指定されている希少植物、これに出会うことができて感激。更に下山を続けた。 15:40 全員トラブルなく駐車場まで下山そして今夜の宿泊ゆもとや旅館に向かう。 18:30 夕食と懇親会が始まる。部屋は16名の貸し切り、椅子の間隔も相当広くコロナ対策ができている。夕食は前菜、鍋、さしみ、ポークのせいろ蒸し、海鮮煮物、鮭の菜種焼(焼物)などの豪華なコースであり、また地元のお酒宝山(ゆもとやラベル)も好評であった。 29日 7:40 ゆもとや旅館を出発、玄関前で記念撮影。 8:00 桜尾根登山口に到着、全員体調等に問題はなく軽体操をしてから登山を開始する。登り始めるとすぐにトキワイカリソウ、しばらくするとオオミスミソウの群生に出会った。白色・濃紫色・淡紫色・赤紫色などさまざまな彩を見せて迎えてくれる。随所で写真を撮りながらゆっくり登山道を登る。 そしてオオミスミソウの群生が過ぎたあたりからカタクリの群生が現れた。この頃までには天気も回復し春の穏やかな日差しが差し込むようになった。カタクリも春の日差しを感じているようであり花弁を広げて咲くようになった。カタクリが山の斜面全体を覆うように咲いており日本有数の大群生地の名にふさわしい壮大な絵画のような風景であった。中には白色カタクリもあり写真を撮影しようと大勢の人が集まるときもあった。約2時間かけて登山道を登った。 10:00 角田山山頂に到着。山頂は樹木に覆われ眺望こそないが周囲が広々としており、ベンチも多数あり、昼食の休憩場所としては落ち着いた良い環境であった。少し早めではあるがここでゆもとや旅館にお願いしていたお弁当を広げることにした。平日の為であろうか山頂にはごくわずかな登山者がいるだけであり、落ち着いたのどかな昼食休憩となった。 10:40 灯台コースを下山開始、眼下に見下ろす春の日本海が美しい、下山予定地の手前には白い灯台がありここを目指して下山を続けた。カタクリは日本海側の日当たりのよい斜面に群生するようであり、灯台コースの山の斜面にもカタクリの大群生が多々見られた。登り桜尾根コースと異なり、青い日本海と白い灯台を見下ろしながら下山するという別の趣がある良いコースであった。 12:40 約2時間かけて下山、全員無事トラブルなく下山した。 13:00 駐車場出発、特に渋滞にまきこまれることなく進み、清水マックスバリュー前を経由して20:30分静岡駅南口に到着した。 当初の天気予報は2日間連続して雨模様ということでありましたが、幸い天気は大崩れせず、29日は回復し穏やかな春の1日となりました。 また急遽サブリーダーを引き受けていただいた青木さん、貴重な写真をいくつも提供いただいた神谷サン、セイシンの運転手竹下サン、2日間どうもありがとうございました。 そして参加された16名の皆様お疲れさまでした、そしてどうもありがとうございました。
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