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SMC静岡マウンテンクラブ

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2020年2月  第253回山行記録




縞枯山・茶臼山(2403m)

  

                                                  

                                                         

実施日:令和2年2月23日(日)
参加者:24名(男性8名、女性16名)
リーダー:原田(L)、服部
(SL)、記録:RT

 
 本日のお山は、北八ヶ岳の縞枯山・茶臼山。北八ヶ岳ロープウェイを利用して、一気に標高2000m以上の景色を楽しむことができるスノーハイクです。
 コロナウイルスも跳ね返しそうな元気いっぱいのメンバーがそろったバスの中。あまり風速が高いとロープウェイが運行しないかもというお話が。「でも歩いても一時間くらいだから」と笑顔のリーダー。(それでも行くんですね…)と思ったのは私だけでしょうか?
9:20 私の不安をよそにバスは順調に山麓駅に到着。トイレをすませ、服装のレイヤリングに頭を悩ませ、100人乗りの大型ロープウェイに乗り込みます。7分間の空中散歩。世界がみるみるうちに雪景色に変わります。空は灰色の厚い雲で覆われていましたが、今年初の銀世界にワクワク。
10:20 事前のアドバイス通り、アイゼンの装着練習をしたおかげで、皆に遅れをとることなく準備完了。写真撮影をして、いよいよスタート。天池峠分岐までの平坦な道は、慣れないアイゼンで歩くちょうどいい練習になりました。
10:45 天池峠に到着。ここで強風につき茶臼山は行かないことに決定。そしてここから急登。登ります、登ります、必死です!! 時折シラビソの葉に付いた雪の結晶の美しさをみては自分を励まします。君達はこの寒さの厳しい中頑張って生きているんだね。私も負けずに頑張るよぉ~!! なんてネ。
11:25 縞枯山山頂(2403m)に到着。20分ほど先の展望台まで足を延ばします。晴れていたら360度の絶景がみられるようですが、今回は何となく認識できる程度でした。残念!!  その後、樹林帯の中で昼食。立ちどまって食事をとっていると今まで忘れていたのか、足先が冷たいことに気づき、どんどん感覚が無くなっていきます。あとから聞いたらマイナス10℃でした。体が冷え切ってしまわないよう15分の短い休憩ですぐに出発。しばらく進むとリーダーがトレースがない、おかしいと立ち止まる。同時に、後からきたスキーヤーが一度追い越そうとするも、確か去年も同じ道を間違えてしまったんだと言って、皆で引き返す。リーダーの好判断により危険回避できました。ありがとうございます。番号点呼で気持ちを切り替え、次の目的地五辻に向かいます。
12:50 五辻に到着。集合写真でAさんの「はい笑って~」のかけ声があるが、顔が凍って「上手く笑えませ~ん」 山頂駅までもうひと踏ん張り。雪の深いところはバランスをとりながら慎重に。静寂な雪の世界で聞こえるのは、各々の雪を踏みしめて歩く音と、鼻水をすする音。
13:45 山頂駅に到着。アイゼンを外して、ほっと一息。無事に帰ってこられたことに感謝します。皆の安全を見守っていてくれた?ジャンボキツツキさんに別れを告げ、再びロープウェイに。いつの間にか青い空が広がっていました。八ヶ岳連峰、南アルプスの山々を堪能しながらゆっくり下っていきます。
 久しぶりの雪山と、初めての記録係という大役にかなり緊張していたせいか、バスに乗ってご褒美に用意しておいたバウムクーヘンを食べた後、爆睡してしまい、その後の記録を取るのをすっかり忘れてしまいました。ごめんなさい。
 雪山は条件がそろえば本当に楽しく快適なものとなりますが、悪条件が重なると厳しく大変なものになります。自分が登る山をあらかじめよく調べ、足りないところは先輩方に助けていただきながら経験を積んでいきたいと思います。二年前の北横岳とは違うスノーハイクも楽しく味わうことができました。大人数をまとめて率いてくださった両リーダー。カメラマン。そしてメンバーの皆様。そして爆睡できるほど安全運転をしてくださったセイシンの竹下様。ありがとうございました。   (RT)


4020
出発前の集合写真
     

4015
縞枯山荘付近
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雨池峠到着
                                              
   
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縞枯山山頂(2403m)付近で
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縞枯山展望台で
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五辻到着「はい笑って~」
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山頂駅に無事到着