トップページ > 2019年 山行記録 > 9月 皇海山
2019年9月 第244回山行記録
皇 海 山 (2144m) 実施日:令和元年9月1日(日)~2日(月)参加者:19名(女性11名 男性8名) 担当リーダー:小笠原(L)、大川(SL) 皇海山(2144m)は栃木県と群馬県の境にある日本百名山の一つ。全体が樹林に覆われ頂上の展望もそれ程なく百名山中最も地味な山とも言われるが、百名山を目指す人にとっては勿論欠かせない山だ。しかしアクセスが非常に難しい山で、今回計画されたもっとも近い群馬県側のルートでも長い悪路林道を通らなければならず(バスは通れない)、しかも雨で通行止めになり易いのでなかなか行きにくい山でもある。当クラブでも一昨年宿泊登山として出発したが現地で不可となり、今回はリベンジ登山でもある。いつもとは異なり5台の乗用車に分乗しての山行だ。 【第一日目】9月1日(日)天候 晴れのち曇り 誰もが数日前から現地の天候を気にしていたと思うが、今日の予報では曇りで明日午後の雨も消えている。 7:20自宅出発時晴れている。 8:00 静岡駅北口集合出発(乗る人の都合に合わせ既に出ている車もある)。 9:00 足柄SAで全車集合。挨拶、行程打ち合わせ。リーダーから突然の記録係指名 に一瞬戸惑うが、このクラブの山行は皆で協力して作り上げるためやむを得ない。休日 のわりに空いている圏央道~関越道と走って12:00 赤城高原SAで昼食。 12:40発、12:50沼田IC出る。 13:00 山田林檎園で「山田昇ヒマラヤ資料館」見学。兄の豊さんの丁寧な説明があり、偉業に感心し、若さでの遭難死を惜しむ。(記念レース入賞者に望月将悟さんの 名あり。) 13:45出発(林檎時期にはわずかに早く買えなかった。) 14:00頃 「 吹割の滝 」観光。 15:00 老神温泉鶴亀旅館(一部分宿)着。郷土料理の美味しい夕食を食べて早めに就寝。 【第二日目】9月2日(月)天候 曇りだが明るい 4:15 起床 5:00 朝食 昼食用のお結びをもらって、写真撮影後 5:33 乗用車4台に分乗して出発。一時方向誤り引き返すが6:15頃皇海山方面へ。 栗原川林道に入ると狭い道となり暫く走ると舗装が切れ、いよいよダートが始まる。山側から崩れてきた石が路面に散らばり、反対側はガードレールも少ない急峻な谷、しかもカーブが続き運転手は緊張が緩まない。評判通りの長い悪路を7:10途中休憩後も走り、7:50ようやく皇海山入口駐車場着。ほっとするが既に帰りの心配が頭をよぎる。準備体操、写真撮影後 8:00 歩行出発。今のところ丁度いい気候。自然林の中快適な道を進む。大きめの不動沢を渡渉(ここから3.2km)して道はまだいいが汗が出始める。 8:50 休憩。このあたりから先は分岐した狭い沢沿い、暫くして大きめの石が転がる沢の中を登る。9:15休憩後は沢上部の急登でロープに頼るところもある。 9:45 尾根である「不動沢のコル」着。日差しが出て明るいが風は冷たく動かないと 身体が冷える。尖った鋸山がすぐ南に見えて本当は寄りたいところだ(このあたりで唯一眺望がよい)が、9:55皇海山に向け出発。ここからは尾根歩きだがけっこうな上りが続き、急登と岩も現れる。樹林の間に1~2か所開けたところがあり、コース中では一番展望が得られるところとなっている。 10:45 皇海山頂上着。樹林に囲まれているが、天気がよいので木々の間から遠くの山々が少し見える。写真撮影後ここで昼食をとることになった。 11:10 下山出発。11:55不動沢のコル。曇っているが雨はなし。 12:30 沢の途中で休憩。汗が出る。13:15 小雨が当たるも濡れる程ではない。 13:32 登山口駐車場へ全員無事到着。 13:45 林道出発。下りであることや少し慣れもあり、行きよりはスムースに感じる。 15:20 鶴亀旅館着。急ぎ入浴。 16:00 それぞれの車ごとに静岡へ向かうこととなる。 21:00頃 静岡着 今回の山行は心配された天候も問題なく、参加者の皆様のご協力により記憶に残る登山ができたと思います。特に、リーダー、サブリーダー、車を出されたメンバーの多大なご苦労に深く感謝いたします。 (’19.9.4 熊谷記)
|