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2018年 9月 第228回山行記録
蓼科山実施日:平成30年9月9日(日)参加者:18名 男性:8名 女性:10名 担当リーダー:宮寺 サブリーダー:原田 |
静岡駅南口6:00発 - 清水IC - 新清水IC -(とみさわ休憩)7:00発- 六郷IC -
諏訪IC -(八ヶ岳SA休憩)8:30発- 七合目登山口9:53着10:10発 … 馬返し … 将軍平
(昼食)11:42着12:05発 … 蓼科山12:47着13:05発 … 将軍平13:40着13:55発 …
馬返し14:50 … 七合目登山口15:00着 - 諏訪IC - 新静岡IC - 静岡駅南口19:20着
その夜、私は翌日の山行の支度をしていた。ふと、目にしたテレビの
ニュース画面に一瞬、動きが止まった。交通事故の報道。画面下の字幕。
それは、私の友人の名前だった。彼女はこの日の朝、山に向かう途中、
信号待ちをしていて後ろから来た居眠り運転の大型トラックに衝突され
た。 彼女と二人で登った最初で最後の山。蓼科山。 あれから10年。
私は再び蓼科山に登る。
猛暑の夏が過ぎようとしている。日本列島どこも異常気象に見舞われ
ている昨今。それでも、長野県は、「涼」のイメージが強いように思う。
八ヶ岳連峰の北端、美しい山容の蓼科山に登るため、私達のバスは定刻に
静岡を出発した。いつものことながら気になるのは天気だが隣席Tさんか
ら「私はね、晴れ女だから大丈夫よ♪」と心強いお言葉。雨具の出番はな
さそうかな…。
七合目登山口 | |||||
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蓼科山荘前で | |||||
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登山開始は、七合目。予定時刻の到着。準備体操で体をほぐして、大き
な鳥居から登山道へ入る。樹林帯の中、小さな石が敷き詰められたような
道。先週の雨のせい?かなり水も出ている。河原のような感じの道を進む。
コケがとても綺麗。瑞々しくて気持ちがよい。やがて、大きな石が増え
てきた。整備されているとはいえ、慎重に登って行く。ようやく将軍平。
これは予定よりかなり早めの到着。蓼科荘もあり休憩する人、食事をとっ
ている人も多い。私達もここで昼食。日差しがなく湿った空気の中、数人
で立食。腰掛けて食べた人、ラッキー♪ 体が冷えないようにと、食事を
すませ早々に出発。大きな石がごろごろの急登。流木も散乱。以前は登山
道の滑り止めに整備されていたものか、丸太には金具が見える。クサリ場
だ。険しい岩場。見上げる山頂はガスの中。やっと頂上へ。森林限界を超
え、辺りは一面の岩場だけれど…、立ち込めるガスで景色どころか、岩場
の広がりすらわからない。
一瞬、雲の切れ間から遠い山の姿が…見えた?女神様をお祀りしている
小さな鳥居が…見えた? 風も強く、写真撮影後早々に下山。来た道を、
慎重に慎重に下る。それでも、途中何度かしりもちをつきながら、七合目
に無事到着。諏訪IC近くで途中下車して購入した「峠の釜めし」を車中
で味わいながら帰路についた。
リーダーの宮寺様、原田様、ありがとうございました。
蓼科山は、10年前と同じく私に360度の大パノラマを見せてはくれなか
った。 H.I