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2018年 12月 第233回山行記録
七つ峰 (1,533m)実施日:平成30年12月16日(日)参加者:32名 男性:14名 女性:18名(3名は新ハイメンバー) 担当リーダー:L/廣澤顧問 レポート/ S |
クラブ山行への参加は昨年11月の大日峠以来、13ケ月振りだ。
★一つ一般向けの誘い文句と背を押してくれる仲間も居て、参加を申し
込んだ。手元地形図「千頭」には「七ツ峰」への登山路にそって赤線が
引いてあるのだが過去に歩いた記憶がない、どうも最近記憶が怪しくあ
やふや。
二台のマイクロバスに33名が分乗、定刻に静岡南口を出発。安倍川、
西河内川を北上、横沢で休憩。冬枯れの沢、暗い植林、落葉した雑木林
など車窓に映しながら山道を登って行く。高度計が1000Mを越えて
暫くすると富士見峠の看板。止まらずに細い脇道にバスはどんどん入っ
て行く。広い草原が現れた。ここがパイロット農場か。作物は無く人も
動物も見当たらない。行く手を塞ぐ倒木が有り、除けようとするも断念、
そこでバスを降りる。空気は冷たく、水溜には氷が張り、足元には霜柱。
幸い青空が少しずつ広がって行くようだ。メンバーの自己紹介、記念
写真を撮り、農場脇を倒れた獣除けに沿って歩き出す。一旦林道に下っ
てから植林と植林の間、明るい冬枯れの雑木の尾根道を登って行く。
少し傾斜がきつくなっただけでも息苦しい。Oさんがさり気無く後に
なり先になりでフォローしてくれる。有難い。周りの人たちは明るい初
冬の尾根歩きを如何にも楽しんでいるようだが、足元を見つめ、ストッ
クに縋り、精一杯踏ん張る。目の前をフレームの背負子にびっしり焚火
用の荷を背負った逞しい仲間が軽々と登って行く。七ツ峰への道標ちか
くにザックを置いて山頂を目指す。後15分ばかりで山頂だよ!の甘言
に釣られて行く気になった。明るく枯れ落ちた林、初冬の陽射しを浴び
ながら小さなピークを幾つか超えて漸く山頂へ。青い空からキラリと光
るもの、風花が舞っている。山頂で皆と記念撮影。暫し山の頂に立てた
喜びを一人かみしめた。楽しみな「焚火」の待つ林への下りは何となく
心が弾む。
登山口の農場で | ||||||
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七ツ峰山頂(1533m) | ||||||
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ザックの置き場に近づくと林の中からうす煙、風もないので棚引いて
いる。やはり山遊びのプロが作る焚火は違う。大小の枯れ木が無造作に
積み重てるようだが、炎は大きくならず、一定の強さで安定して燃えて
いる。早速メンバーが持ち寄りの材料を火にかける。ブナ林の焚火BQ
だ。炎を背にして倒木に腰掛け暖を取りながら贅沢な昼飯。お裾分けが
回ってくる。熱燗は如何。冷酒、ワインもどうぞと嬉しい掛け声。
楽しい時間はアッと言う間に過ぎる。焚火跡は丹念に踏み固め、石を
敷き、水筒の水を持ち寄って掛け、完全消化。同じ経路で下山開始。
登りの時には気が付かなかったが左手樹間越しに銀嶺が光っている。あ
れは聖!上河内岳、赤石岳だと誰かの囁き。歩を止めて白銀の南アルプ
ス名峰の眺望を楽しむ。目元が不安定なので注意しながら下るも三回も
こけてしまった。眺望が開けパイロット農場が眼下に。マイクロが二台
並んで待っている。
富士見峠の展望台から、廣澤顧問の解説で雪に覆われた銀嶺の南アル
プスの眺めを改めて楽しむ。誰かが呟いていた「みんな登ってみたい山
ばっかだ」。帰りのバスは皆さんコックリで静かなもの。「しずはたじ
まん市」で農産品の土産をゲット。一路静岡駅へ。追突事故があったり
して一時渋滞に巻きもまれたが、予定より早く全員無事に静岡駅着。解
散。流れのいっぱい会には心惹かれたが体調を思い断念。ご機嫌取りの
丸大根を土産に無事帰宅。皆さんお世話になり有難うございました。顧
問の奥深い山の楽しみ方をたっぷりと味わいました。有難うございまし
た。皆さん良いお年をお迎えください。「s」
行程 静岡駅 7:30 横沢観光トイレ 8:25~30 パイロット農場出発 9:20
七ツ峰山頂 10:45~10:55 焚火昼食 11:25~12:35
パイロット農場発13:20 富士見峠展望台 13:40~13:55
しずはたじまん市 15:00 静岡駅:15:00