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SMC静岡マウンテンクラブ

静岡市の山の会---静岡マウンテンクラブへようこそ

2016年 2月  第184回山行記録


 

筑波山


実施日:平成28年2月28日(土) 天候:晴
参加者:28名 男性:14名 女性:14名
担当リーダー:宮寺  サブ:鈴木(多)  レポート:佐藤
 



  筑波山は百名山中一番標高が低く最高峰女体山の標高は871Mと1000Mにも満たない。作家の深沢久弥はこの山の持つ歴史の古さを百名山選定理由にあげている。東峰を女体山としてイザナミの命、西峰を男体山としてイザナギの命と我が国々作りの両神様が祀られており、古く奈良朝時代あたりから今で言う「婚活」男女出会いの催しごとが行われてきたらしい。
 インフルの影響で間際の参加辞退が続出、大型バスは28名をゆったり納めて定刻に静岡駅南口を出発。東名静岡ICより首都高速を経て常磐道土浦北ICを目指す。車中リーダーより長時間の乗車、東京マラソン開催日でもあり首都高速の混雑、行楽ラッシュへの注意やらコース説明。会長から元気づけのための「Shizuoka Mountain Club」Songの練習指導があり何回かトライするもイマイチ元気が無い。定着までしつこく続けたら良いと思う。車は思ったより順調に進み、左前方に小ぶりながら形の良い二つのピーク、筑波山が見え出すと程なく予定より早めに登山口のつつじケ丘に到着。10分間がバスの駐車無料時間、リーダーから機敏な動作を求められ、ピシャッと決める。やれば出来るじゃん。
 個々に準備体操を済ませ記念撮影。Mリーダーを先頭に巨大なガマガエル像の脇から石段の登山道を登る。長い階段を登りだすとすぐに息が切れる。登山道は急な石段とゴツゴツの岩道が続き、天気も良く早々と汗ばむ。リーダーは急な石段を事も無げに登って行く。聴けば毎日ビルの10階を歩いて上り下りしているとか。
 何の木だろう、巨木の林を抜けると弁慶茶屋跡へ出る。ちょっとした広場。他の登山客、参拝客に交じって昼食。小さな子供を連れた家族も多い。奇岩、巨岩が登山道端に現れる。弁慶の七戻りは巨岩が危なげに二個の大岩に乗っかっている。母の胎内を潜り抜け岩がちの道を女体山々頂を目指す。「にょたいさん」韻が艶めかしいね、と誰かの声、口を真一文字に引き締めたように割れた奇岩、出船入船が戯言を戒めているようだ。山頂近くなると道際に雪がのこり、風も冷たい。大きな大仏岩を見上げ、滑りやすい急な岩場を回り込めば女体山本殿。二礼二拍一礼のお参りを済ませて巨岩の女体山の頂きに立つ。

 

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男体山 山頂でワァオ-
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頂きに向かって GO・・・。
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車中から筑波山 右女体山・左男体山

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筑波山シンボル四六のガマ
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ヨッコラショ と・・・
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木立の奥に女体山が
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出船・入船岩
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弁慶七戻り
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筑波山山頂
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御幸ヶ原で勢揃い。

  広大な関東平野の眺望は飽きないが何しろ大勢の登山、参拝客、遅れてきた仲間と入れ替りに早々と滑り易い岩の山頂を下りる。男体山へは気象観測の鉄塔を見ながら御幸が原の広場に下り、階段状に手入れされた石の登山道を登る。これがまたきつく軽装の若い参拝客がスイスイ登るのを息整え見送りよっこらしょと男体山本殿、男体山山頂に到着。お参りを済ませメンバーがそろったところでいったん御幸ケ原に下る。慎重なリーダーの点呼で員数確認、ケーブルカーでの下山一人を除いて27名、替わってSリーダーを先頭に「関東ふれ合いの道」を下る。
 薄暗い木々の下山道は滑り易い、岩が黒々と光ってる。そんな危険な道を元気な数人の若者が駆け上がって行く。ちょっとした水場、源流では何人かの登山客が憩っている。長い下りに隊列が延び、いったん中の茶屋跡で集結、そろったところで筑波山神社を目指して一気に下る。神社に無事下山のお礼を神妙にお参りしバスの待つ駐車場へ。
 コンビニでの燃料の仕入れ、Kさんの歴史談義、心配した渋滞もなくほゞ予定通りのスケジュールで無事静岡到着、解散。リーダーのお二人ご苦労様、有難うございました。
 出掛けに注意を言う家の者へ以前登った時の軽い印象で「大丈夫!遊園地みたいな山さ」と大見得切ったものの意外と応え、体力の劣化、退化を実感、ちょっと落ち込んでます。皆さんお世話になりました。

「行程」 0600静岡発 0940土浦北IC 1030つつじヶ丘 1125~1155 弁慶茶屋跡 1235女体山 1340 男体山 1500 筑波山神社 1530筑波山駐車場 1635土浦北IC 2045静岡駅南 「s」