• お問い合わせ
  • サイトマップ
SMC静岡マウンテンクラブ

静岡市の山の会---静岡マウンテンクラブへようこそ

2016年 1月  第183回山行記録


 

高尾山


実施日:平成28年1月16日(土) 天候:晴
参加者:31名 男性:12名 女性:19名
担当リーダー:谷川  サブ:宮寺  レポート:佐藤
 



  「今年の初登山は初詣もかねて都下八王子の高尾山。この山は標高599m足らずの山ですが動植物など自然の保存状態も良いうえにミシェランが★★★を付けた観光地でもあり、年間を通じて多くの登山者、参拝客で賑わう。私が初めてこの山に登ったのは遥かな昔、従弟の父親の出身地が高尾山麓の浅川にあり高校生だった私はバイトがわりに小学一年の彼を連れて行き、その折に案内して貰いケーブルカーで山頂に登ったのだ。初めてのケーブルカーが物珍しくてわくわくした思い出がある。当時は今の中央線高尾駅が浅川駅と言われていた。

 リーダーから若い二人の新入会員の紹介の後セイシンの大型バスは7時に静岡南口を出発。つい先日悲惨なバス事故が遭ったばかり、言われなくても全員がシートベルトを締めている。7:30 清水ICから東名へ富士Pで休憩、8:50 厚木JCTを経て圏央道9:25高尾山ICと圏央道開通後は非常に便利だ。
 9:45ケーブルカー清滝駅前広場の登山口。 軽く準備体操を済ませ31名一団となって1号路(表参道)を登り始める。参道と言われるだけに舗装道路で時折車と行き交う。コンクリートの登りは意外ときつい、深い森は神域を思わせる静けさだが風もなく厚着ではすぐに汗を掻く。登るにつれていろいろな登山客、参拝者と行き交う。子供の野球チームと引率者の一団は賑やか、外国人も多い、いろんな肌の色の人達がいて国際色豊かだ。展望の効く広場からは眼下に霞がかった大東京が広がっている。参道脇には霊験あり気な石仏や石像が多く、茶屋も幾つか店を張っている。10:35「たこ杉」と銘うった杉の大木。10:45 浄心門は五色の幕を巡らし天狗の像が守っているようだ。暫く登って山門を潜ると薬王院10:50、多くの善男善女に交じって心を籠めて新年のご祈祷。
 11:15 山頂広場には大勢の人達が憩いている、ハイキングボランテアの腕章のリーダーに導かれる何組かのハイカーもいる。あちこちで自然観察会も行われているようだ。山頂広場からは前方に東京の都市景観がひろがり、右に目を移せば丹沢から道志の山並だろうか薄墨色の山々の稜線が何処までも続いている。記念撮影後ゆっくりと昼食。 12:00下山は6号路を下る。
 

DSCN0391
高尾山ケ-ブルカ-駅脇の登山口で。
DSCN0394


DSCN0395
表参道(1号路)を登る
DSCN0399
高尾山のシンボルか ? 天狗の像が

DSCN0396
皆で開運蛸にお願い
DSCN0400
薬王院にて。
DSCN0410
腹が減っては ・・・

DSCN0414
赤い帽子が可愛いお地蔵さん
DSCN0404
冬晴れの山頂。

  下山路は往路の参道と違い、傾斜もきついごく普通の登山路。沢沿いの道は泥濘み、凍るとかなり危険な道だ。こちらは大人数、行き交う登山客との擦れ違いにリーダーが気を遣う。流石は修験の山、13:10琵琶滝の修験道場、岸壁に掘られた修験の洞窟、道端の石仏に無心の修行に想いを馳せ心鎮まる。予定より早く表参道との出合へ。道端に赤い頭巾と前垂れの数十体のお地蔵さん、一つの地蔵さんの穏やかな顔の目元がメンバーの一人に良く似ている。カメラに収めて本人に見せたのだが何故か不興、穏やかな良いお顔なのになあ。
 13:30 登山口へ早く着いたので暫くは門前町の土産物屋を冷やかす。コンビニでアルコールを仕込んでバス乗車。往路と同じコースで静岡へ。順調にバスは走り陽の高い時間に清水IC.帰りにもつ焼きで一杯などと企んでいたのが、開店までに間が有りすぎ、止む無く断念。明るいうちに帰宅出来ました。点呼に手間取るような大人数にもかかわらず、気配りの効いたリードで何のトラブルも無く無事楽しい山行を味わいました。リーダーのお二人有難うございました。「s」