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SMC静岡マウンテンクラブ

静岡市の山の会---静岡マウンテンクラブへようこそ

2016年 11月  第198回山行記録


 

高水三山                  高水三山行程図はコチラ       


                                                           

実施日:平成28年11月20日(日) 天候:晴れ
参加者:23名 男性:10名 女性:13名
担当リーダー:小笠原  サブ:原田  レポート:佐藤
 

 
 圏央道の開通以来関東圏の奥武蔵、奥秩父、奥相模や奥多摩の山々へのアプロー
チが随分と便利になった。武蔵野から多摩川上流部は若き日々の思い出多い場所だ
が、当時は山にはほとんど興味が無く、今回の高水山,岩茸石山、惣岳山の山名も
初めて聞いた。三山とも標高は800mに満たないが、JR青海線の駅からの登/
下山が出来るところから登山の入門コースとして人気の山らしい。年寄りにとって
は卒業の山では?の陰の声も聞こえたようだが。
 久し振りの青空、バスは定刻に静岡南口を出発。東名清水ICから東へと向かう。
由比辺りで海上低く棚引く雲上に真っ赤な太陽が昇りだし、雲一つない青い空、冠
雪の富士がまばゆく光っている。沼津あたりから濃い霧、視界が利かないが朝霧は
好天の兆しのたとえ通り海老名のJCを過ぎる頃には青空を取り戻す。厚木Pで休
憩後圏央道を日の出ICへ。
 青海線軍畑駅を過ぎた辺りから歩いて登山口を目指す登山者が目につく。我らは
バスで登山口の高源寺へ。社前での安全祈願、ストレッチを済ませてコンクリート
の舗装道路を歩き出す。道は登り坂、気温も高く、駅より歩いてきた登山客は結構
しんどそうだ。
 車道が切れると本格的な登山道。高い堰堤を右手に結構きつい登り、文字通りス
タスタと行くリーダーにすぐと置いて行かれる。登山路の脇に石の道標がある「三
合目」杉の植林地を行く、陽が陰って涼しく心地よい。落葉林にはいると赤や黄の
紅葉が秋の陽をうけて美しく輝いている。石段を登ると「高水山」山門から社殿へ
と続く。過っての関東武者の信仰の篤かった寺だとか。社殿に寄り添う紅葉に趣が
ある。
 お寺の裏手を登ると高水山山頂。南に見えるは御岳山か。山頂からのきつい下り
を過ぎると緩やかな尾根道、開けた視界から木々の彩りが楽しめる。岩茸石山山頂
は北面が開けて色鮮やかに染まる奥多摩の山々の眺望がすばらしい。家族ずれや老
若の登山者などで賑う山頂で昼食。


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登山口で気合いが入る

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紅葉も今が見ごろ、冬近し
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高水山頂手前の常福院
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 このコ-スの最高地点
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綺麗に色づいた澤乃井園
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小澤酒造で地酒の試飲

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高源寺脇に立つ石碑
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落ち葉を踏んで 気持ちがいい
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登山日和 ちょつと暑かった

 
 ファッションをきっちりと決めた山ガールが行く。我がクラブにも「山バール」
がいっぱい居るさ、とこれまた影の声。山頂からの下りは又きつい。岩が剥き出し
の狭い登山路、木の根がむき出しの道を注意深く下る。剥きだしの岩の急坂を攀じ
登ると惣岳山山頂。杉の巨木と神社の山頂に展望は無いが何か気が鎮まっており心
安らぐ。
 ここからの下りは比較的緩やかな道だが、時に現れる細い溝の道には難儀する。
眼下の樹間に街並みや川の流れが見え出しやがて青海線の鉄路を渡り沢井駅をやり
過して小澤酒造澤乃井園へ。
 紅葉の庭園には大勢の人が群れ、手入れの行き届いた日本庭園の散策を楽しんで
いる。利き酒コーナーで新酒の試飲、美味い! 一杯が二杯、三杯と旨酒に心満た
され、楽しかった今日の山行の喜びを仲間と分かち合う。往路と同じ経路でバスは
静岡へ。車内は一杯機嫌で話が弾む、強健なYさん、中学の修学旅行は蒸気機関車
だったとか、トンネルで煙に往生したと、なんともセピア色したお話、彼女の三つ
編みの少女時代がどうにも想い浮かばない(笑) 忘年会、次の山行の参加案内を告
げながらバスは予定より早く清水着。全員無事帰着。紅葉の奥多摩で思い出深い山
旅を愉しみました。リーダーのお二人有難うございました。「s」


「行程」
静岡駅南6:00 清水IC6:25 海老名JC7:35 厚木P7:45 日の出IC
8:20  
高源寺9:05 高水山10:35 岩茸石山11:30~12:15 惣岳山12:55 
小澤酒造澤乃井園14:40~15:15 清水駅18:00