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SMC静岡マウンテンクラブ

静岡市の山の会---静岡マウンテンクラブへようこそ

2016年 12月  第199回山行記録


 

金時山                  金時山行程図はコチラ       


                                                           

実施日:平成28年12月4日(日) 天候:晴れ
参加者:16名 男性:9名 女性:7名
担当リーダー:片山  サブ:鈴木  レポート:佐藤
 

 
 モーニングコーヒーを飲みながら紅葉の黒部五郎岳を録画で楽しんでいた折に
Kリーダーよりの電話、ミッション「金時山をリポートせよ」穏やかながら有無
を言わせぬ。冷めたコーヒーに遠い昔のほろ苦い思い出が甦る。一時新聞紙上で
のウオーキング公開募集に参加していた時期があった。あるとき「ウオーキング
金時山」募集要領に従って集合場所の御殿場線の駅に出かけたところ、現場に誰
もおらずそれらしき催事の様子も見えない。日時か集合場所を間違えたようだ。
止む無く一人で訪ね訪ね金時神社からアルミの急坂を金時山頂まで登り、大きな
峠を下って「時の栖」まで歩き当時流行りだしの地ビールを飲んで黄昏の駅舎か
らがら空きの電車に乗り家まで帰ったことがある。
 「地域防災の日」と重なった所為か、参加者は16名。我らのバスの後はH顧問
主催の山行バスで強者が乗り込んで行く。静岡ICより御殿場へ。興津を過ぎる
と右窓に冠雪の富士山が見え出し相変わらず見事だ。
 御殿場ICからちょっと狭いR138、周囲は名残の紅葉。登山口駐車場には
若いカップルや家族ずれが多く、我らのような大勢のグループは見当たらい。
 歩き出してすぐに「金時(公時)神社」安全祈願と記念撮影。登山道は岩や木
の根が張り出しているが良く踏み固められている。家族ずれの幼い子供たちが息
せき切って登って行く姿がなんとも微笑ましい。初冬の木漏れ日のもれる登山路
は静かでいつものおしゃべりも少ない。
 稜線に出ると眺めが素晴らしい。壮大な富士山、静かな湖面の芦ノ湖、箱根外
輪山の連なり、強羅辺りからは湯けむりが穏やかに立ち上っている。山頂近くな
るとかなりの急坂、岩角を掴み木の枝にすがるようにして山頂へ。
 大勢のハイカーが天下の眺望を楽しんでいる。「天下の秀峰金時山」の大きな
標識を囲んで記念撮影。山頂からの富士山は遮るもの一つなく広げたすそ野から
大きく立ち上がり宝永山辺りからは雪に覆われて初冬の天空に聳え立つ。ふわり
と浮かぶ雲、斜めに突っ切る白い飛行機雲がさらに山容を際立せる、西に目を転
じると富士のすそ野から浮かぶ島のように愛鷹連峰が墨絵のように横たわってい
る。景観を充分楽しんで足柄峠を目指して下山開始。下山路はさらに急峻な下り
でほとんどがアルミのハシゴ。登ってくるハイカーは何れも急登に苦労している。


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金時山からの雄大な富士山。             

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公時神社前で
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 稜線で                  
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眼下に仙石原と芦ノ湖が・・・
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広がる裾野と左端愛鷹山
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金時山山頂で
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登山日和 ちょつと暑かった

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 急坂を一気に下りきると穏やかなハイキングコース。振り返れば尖っ
た円錐の金時山頂がまぶしい。丸鉢山山頂にはテーブルが据えられてお
り、言いようもない見事な秀麗富士を眺めながらの至福の昼食を味わう。
 緩やかなハイキングコースがひろがり四駆の轍が見え出すと車止めの
ゲート、地蔵堂への分岐点。さらに枯木立の道をのんびり歩いて明るく
開けた足柄峠へ。階段を登ると草原の広場、ここからの富士山の眺望が
また素晴らしい。ゆっくりと景観を楽しんでバスの待つ足柄万葉公園駐
車場へ、途中に除雪の跡、箱根峠山麓ははやくも冬の気配。地蔵堂への
予定を変更して温泉へ直行。足柄温泉野天風呂からも西日を浴びた富士
山の眺望を楽しみ、今日一日堪能した神々しい富士景観の有終を締める
ことが出来ました。
 心配した混雑も無く、帰路も順調、午後4時には清水無事帰着、清水
組は解散させて頂く。リーダーのお二人有難うございました。常より大
分早いご帰還に怪訝な顔のお迎えでした。「s」

「行程」
静岡南口 6:55 静岡IC 7:05 駒門P 7:55 御殿場IC 8:15 金時神社P 8:25 金時山 10:15
丸鉢山 11:20~11:50 峠分岐点 12:05 足柄峠 12:30 足柄万葉公園 13:10 足柄温泉 13:40~14:40
御殿場IC 15:00 清水駅 16;00