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SMC静岡マウンテンクラブ

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トップページ > 2015年 山行記録 > 2月 今倉山~菜畑山

2015年 2月  第165回山行記録


  今倉山 1470.3m・菜畑山 1283.3m         行程図はコチラ
    
                                                    
       実施日:平成27年2月22日(日) 天候:曇り               
   参加者:20名 男性:13名 女性:7名   
  担当リーダー:下村(章) サブ:原田    レポート:佐藤

   
   今倉山には平成24年11月に登っている。晴天に恵まれ遅い紅葉と見事な新雪に輝く富士山の記憶がある。このときは今倉山頂より二十六夜山へ登ったのだが、今回は東側の唐沢尾根を歩き菜畑山の山頂を目指す。山名は「なばたけうら」と地図にルビがあり、初心者のみの山行注意の添え書き。積雪を予想して全員アイゼンを携行。
 一番の電車を目指して暗い路地へ出ると何と救急車が急患を手当てしていた。駅に近づくと又救急車が患者を搬送しようとしている。何か悪い予感。ホームで待つが時間になっても電車が来ない。放送があって由比駅で荷物検査の為停車中だとか。テロ騒ぎの影響か。天気予報もはっきりせずちょっとブルー。バスの出発を待って頂き、20分遅れで静岡着。静岡ICから御殿場IC山中湖経由で道坂トンネル登山口へ。リーダーがアイホンで最新の天気予報をキャッチ、雨はなく午後には☀マークのアナウンスにホットする。 
 バスの先客が居た、かなりの人数、東京からの登山者だとか。リーダー自らのリードでストレッチを行いトンネル脇の急坂を昇り始める。濡れて歩き難いしピッチが速くすぐに息切れ。御正体山への分岐点を左に冬枯れの尾根道を行く。高度を上げていくと登山路に雪が現れ頭上からは溶けた小さな氷片が落ちてくる。一度東京の登山グループに追い越され、雪道のラッセルを期待するが彼らの休憩中に追い越してしまい以後彼らには出合なかった。雪と泥の急坂に珍しく強健Mさんの足取りが悪い。山頂に近くなると登山路は湿った雪に覆われ足を取られがち。ガスが流れ視界は悪い。
 
   P2220044
予定より早く今倉山山頂に。
 
  

P2220019
最初から急登。
P2220025
急登は続く。
P2220040兵達の足跡
P2220047
まだ先は長いぞ

 
  
 漸く今倉山山頂着。記念撮影をして次の山頂を目指して尾根道を行く。雪が深くなり一部
の人がアイゼン装着。水喰ノ頭の表示板は半分雪に埋もれている。ここで全員がアイゼン装
着。雪に覆われた登山路は赤いマーキングが頼りだ。風を避けて昼食場所へ移動。積雪が深
く立ったままの昼食。緩い上り下りの尾根道は雪に足を取られ時にズボッと埋まる。積雪が
少なくなり泥の登山路を昇りきると四阿が見えた。菜畑山の頂きだ。ガスで見通しが無い。
リーダーがにこやかに近づいてくる、「そうだっけ、リポートのお願い忘れてた、よろしく」と。これからは雪もなさそうなのでアイゼンを外す。急な下りの登山路は雪こそ少ないが雪
解けの泥濘、足を滑らせる人もちらほら。林道に出合いそれを下る、道は所々が凍っており
始末が悪い。大きくスリップしてしまった。林道下に転落した車の無残な残骸があり、慎重
に歩を進める。予定より一時間早くバスの待つ曙橋着。近くの道志の温泉に向う。温泉は改
装されており、新しい檜の露天風呂は快適、ちょっと熱めの温泉にのんびり浸った後の生ビ
ールは得も言われぬ極楽の味。往路と同じルートで静岡へ。清水組は清水駅下車OKの粋な
計らいに大感激。18:00過ぎには無事帰宅。冬の天候、慣れぬ冬の雪山歩きには危険がいっ
ぱい。慎重なリーダーの心配りで全員無事に下山、有難うございました。懐深い雪の道志山
塊の山歩きは私にとって思い出深いものになりました。「s」
「行程」 静岡南口発6:15 静岡IC6:30 御殿場IC7:25 道坂トンネル登山口8:35 
 御正体山分岐点9:20 今倉山10:30 水喰ノ頭11:40 昼食11:45~12:00 菜畑山12:30 
 林道13:05 曙橋14:05 道志の湯14:30から15:30 清水駅17:50 

 
P2220051
菜畑山山頂 (なばたけうら)と呼ぶそうです。