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SMC静岡マウンテンクラブ

静岡市の山の会---静岡マウンテンクラブへようこそ

2014年 4月  第148回山行記録


  三ツ峠山            行程図はこちら
                                                    
       実施日:平成26年4月20日(日) 天候:曇り               
   参加者:25名 男性:18名 女性:7名  担当リーダー:杉浦 サブ:山本さ   レポート:佐藤

   
   三ツ峠山は誰しもが一度は登ってみたいと思う人気の山である。富士山の眺望、ロッククライミング、高山植物の花々と人々を惹きつけてやまない。今回は裏コースから登り表コースへ下山する。途中10年ばかり前最近仲間に加わったMさん達と山小屋泊りでのんびり歩いたのを思い出し、思わぬ追憶の山歩きとなった。新しい仲間二名も初参加、25名にて定刻を若干過ぎて静岡南口を出発。新東名静岡から新富士IC、朝霧PAで休憩7:25 御坂みちを三ッ峠登山口へ 8:25。空は雲に覆われているが降りだす様子ではない、しかし寒い。体をほぐして林道を歩きだす。あちこちに雪が残っており、登るほどに残雪が多くなる。冬山か、アイゼンを置いてきたのをちょっと悔やむ。4日前登った15Kほど東の九鬼山とは標高が違うとは言え大きな違い、彼の山では春酣の感じであった。冬枯れの木々に霧氷、風にあおられて時々落ちてくる。鹿の食痕だろう木の皮が大きく剥がされている。ミソサザイが春を呼ぶのか二声ばかりチリリと高鳴き。高度を上げてくると木々の霧氷は水晶を張り付けたような霧氷に変わり、あたりの林が幻想的な美しさを見せる。高さ一Mほど雪の壁の登山道、雪の稜線を行くが霧は厚く視界はわるい、三ッ峠山荘分岐、木無山を過ぎるとおぼろに鉄塔が見え出す。四季楽園小屋10:25を過ぎて開運山々頂 10:35 視界はない。「三ッ峠」の石塔があり、記念撮影、御巣鷹山へ。見事な霧氷の林、透明に光るクリスタルイルミネイション。気温が上がってきたのか、足元がぬかるみ頭上には小指大の水晶のような氷片が盛んに落下してくる。11:15 電波塔のある御巣鷹山々頂着。ところが山頂の標識が見当たらない、建物を囲むフェンスの中にこじんまりとしたそれがあった。昼食。氷片の落下が盛んで時折金属に当るような音が混じる。
 
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山頂にて。
 
  
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                  雪渓を渡る。
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未だ雪山の山道。
 
  
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クライミングの練習風景。
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石碑
 
  
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三つ峠登山口。
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急な下りが終り、達磨石に到着。
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見事な霧氷。
 
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下ってみればコヒガンサクラか目を楽しませてくれる。
 
   11:40下山開始。四季楽園12:00にて一部メンバーと合流、山小屋前のテラス横から三ッ峠駅方面へ下山。急な下りだ。岸壁が現れクライミング中の人が、ザイルに頼り、カラビナやハーケンを使って登攀中であった。急坂を下る「神鈴権現社」を過ぎ「一字一石供養塔」で石を積む。深い積雪の沢を慎重にトラバース、遥か下流まで雪が多量に落ち込み、雪崩の後か、鉄の手すりが無残に倒れている。厳しい下りが続く。親不知の岩、八十八躰供養塔には赤い涎掛けの沢山の地蔵が霧の中幻想的に佇んでいる。15名の団体の登山者が登ってきた。我らより若くいかにも元気で明るい。標高1000Mに近づくと木々も漸く芽吹いてくる。白い穂状の花をいっぱいにつるしたキブシとキハダだろうか薄黄色の花芽が絡んでいる。マメザクラの花は小さく可憐。白色の花はオオシマサクラかミツバツツジが広げた枝に薄紫の花をいっぱいつけて艶を競っている。遅れる人もちらほらし始めて漸く長かった急坂の下りが終わる。達磨石14:25。緩く長い下りの林道歩きが続く。手入れの行き届いた公園には桜が満開。ピンクの桜が見事、コヒガンサクラと説明書き。広い林道、右に柄杓流沢の流れと奇怪な黒い段々の滝。バスの待つ三ッ峠グリーンセンターには15:20着.面妖な?何人かがタクシーで合流。同センター温泉にて汗を流してビールで乾杯。16:30 例のごとくコンビニ経由で往路と同ルートを帰静。19:30 無事静岡着解散。リーダーのみなさん有難うございました。残念ながら富士の眺めはお預けでしたが、春を待つ三ッ峠の雪と霧氷の歩きを十分楽しませて頂きました。「s」