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2014年 9月 第158回山行記録
経が岳(2296.3m)
実施日:平成26年9月7日(日) 天候:曇り時々雨 行程図はこちら
参加者:17名 男性:11名 女性:6名
担当リーダー:森 サブ:山本(貢) レポート:辻
夜立ちです。家を出る時、雨がパラパラしてきました。天気予報はくもりです。最近の マウンテンクラブは、お天気にめぐまれているので、今回も晴れ女と晴れ男に期待しまし ょう。 9月6日、夜10:00、静岡を出発して、清水を10:30に予定通り出発です。車中では、 すでにうとうと状態です。途中、トイレ休憩も夢遊病状態で行動です。辰野で、仮眠し、 時間調整の為、ここでゆっくりと3時間ほど休憩します。はやばやと、おみやげを買って しまいました。「これ、おいしいよ」と言われると、ついつい買ってしまいます。 もうちょっと寝たいなと思ったら、みんな、起きだし朝ごはんを食べたり、支度をしは じめました。9月7日朝5:00、出発ぎは、またもや雨がぱらついてきました。予定通り、 30分ほどで仲仙寺到着です。りっぱなお寺が階段の上に建っています。ちょうどよい撮影 場所です。階段に並び、お寺を背景に記念撮影です。雨は、やんでいて、朝もやのようです。 階段を上り、お寺の右手のすぐに登山道入口があります。 5時36分登山開始です。木々に囲まれた赤土の道を進んでいきます。お寺の雰囲気がかも しだす、荘厳な空気が漂います。静寂の中歩みます。すぐに二手に分かれ道がありました。 左に進みますが、どーも違うということで、地図でリーダーが確認します。引きかえし、 右の道へ。が、結局は一本ににつながっていました。 もやがでていて、マイナスイオンをたっぷりと浴びています。道はなだらかです。ゆる やかな、なだらかな長い長い道がはじまりました。気分は修行僧のよう? 8時28分、6合目を過ぎて道が急登になってきました。「こんな山のなかにもお寺がある。 宿坊かな」と思ったら、木の枝と霧が見せた幻覚でした。やはり、きてます。 くまささが、足元をおおってきました。雨で笹が、あざやかな緑色に光輝いています。 ささが、山側にも谷側にもおおわれています。足元をおおいつくしていたささが、ひざ丈 になりました。やがて、背丈をもおおいつくすようになりました。くまささ漕ぎです。 ささに、おおわれて道もみえません。けもの道です。いけども、いけども、ささ・・・ ささが、寄せては返し、波打っています。笹の海です。それでも、ささを漕いでで進み、 足元が見えない為、みんなで声をかけあいます。「段差になっています」「木の枝が出 ています」 9時54分、八合目に到着した時、パーッとあっというまに、青空に早空に早変わりです。 これこそ山の天気、いいほうに転じました。「やっぱり、山はこうでなくっちゃ」気分も はなやいできます。お天気がよければ、稜線がひらけ、八ヶ岳、南アルプス、伊那谷、 木曽駒、御獄山が見えます。展望が開く、唯一貴重な場所ですが、真っ白なガスが、あた り一面にかかっています。ここでは、想像の翼を広げましょう。思い思いの山を望んでく ださい。 笹の海の中からぬけでた場所では、お花がちらほらと咲いていました。 あと、20分ほどで頂上だ!気持ちがはやります。みんなウキウキです。木々の間から、 「あっ、見える。あそこが頂上だ」とさけびます。が、まだまだ、ささの海です。標高を リーダが確認します。あと、200mくらい、もうちょっとだ!ゆるやかだが、背の丈ほど のささにおおわれた道を、がんばって進みます。 「頂上だ!」今度こそ登頂です。アクシデントもありましたが、11時03分、全員無事 に登りきりました。 まちにまった、お昼です。ほどよい広さの頂上です。木々に囲まれている為、日陰です。 たくさんかいた汗がかわいて、寒くなってきました。木漏れ日で、日向ぼっこです。 11:40下山です。ふたたび、ささの海を漕いでいきます。経ヶ岳は、行と帰りが同じ ルートです。ささで足元がみえませんが、一度通った道なので障害物がわかります。登っ たぶんだけ、くだります。 くだりの長い長いゆるやかな道を、おもいっきり体感しています。けっこう、ひざに きます。何度か、すべって転んでしまい、おしりにもきました。下山途中、きのこ狩り を楽しんでいる方や、山のごみを拾う、マウンテンクラブのアルピニスト野口健がいま した。 みなさん健脚です。コースタイムよりはるか優秀でした。みなさまお疲れ様でした。 リーダの方々、大変ご苦労様でした。帰りは、みはらしの湯にのんびりとつかり、疲れ をいやしました。 (T) |
スタート前、仲仙寺山門前で。 |
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山頂にて | |||||||
山頂には観音仏や古い石碑が。 | |||||||
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