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SMC静岡マウンテンクラブ

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2012年 5月  第112回山行記録


 菰釣山(こもつりしやま)  薫風香る道志山系の?尾根を楽しむ

              
  実施日:平成24年5月20日(日)   天候:薄曇り時々晴れ     行程マップはこちら      
  参加者:25名  男性:16 名 女性:9名
    
 手元に御正体山1/25000地形図が2枚ある。一枚は何年か前に無人の鹿留山々頂近くで拾ったものだ。持ち主の判らぬままに手元に置いている。その図の右端中段の山名がマーカーで黄色に塗りつぶされている。地図の持ち主は登頂して印をつけたのか、それともこれから登ろうとしていた山なのか、少し気にはなっていた。「菰釣山」その山名だけに「こもつるし山」とルビが振ってあった。今回はこの地図を携行しての山歩き。
29名参加予定が25名になったので手配済の大型バスは殆どが一人二座席の余裕たっぷり。間際まで出欠の確認があったりして少し遅れて出発 6:10.新東名静岡ICから御殿場ICへ、道の駅「すばしり」で休憩後、山中湖経由、「道の駅どうし」 8:25着。大型バスでの林道への進入は無理なので、ここで下車となる。
 
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 登山準備と班分けをして歩き出す8:45.キャンプ場が見えて直ぐに落合橋9:00.記念撮影を済ませて西沢林道を往く。沢を左に見ての明るい林道、鶯の谷渡りとミソサザイの遠慮がちな囀り。Oご夫妻、御揃いの登山靴はブランド物の最新モデル、歩みが弾んでいる。空はうっすらと晴れ、薄日も射して気分は爽快。所々、道路が決壊したのか道が狭くなっている。沢を飛び石に渡渉して登山口に9:50 予定通りだ。明るい新緑のブナ林を沢に沿って登る。可憐な白い小さな花が登山道際に楚々と群れ咲いている。Kさんが少女時代でも思い出したのか、その名もブナ沢の渓流と明るいブナ林の輝きに感激!「目に青葉~ 。」などと詩的に呟く。少し急な登りは元気の元フイトンチッドを思い切り吸い込んで気張る。尾根に出た、ブナ沢乗越10:35.気持ちよい尾根歩きが続く。緑の林間を渡る風は実に爽やか、まさに薫風、頬にあたる5月の風は香が高い。避難小屋がある。ちょっと覗いてみると磨かれたように清潔に片付いている。岳人の清々しさが思われて好感が持てる。一叢のミツバツツジが美しく咲き誇っている、思わずカメラを取り出しパチリ。何人かの登山客に道を譲り、少し急な登山道を登りきり、太い大きな倒木の切断された狭いところをすり抜けると、そこが菰釣山々頂であった。 
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目映いばかりの新緑が気持ち良い
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山中湖と残雪の富士
 

















 
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山頂近くの無人小屋
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 11:15.神奈川県の標識。目の前には山中湖を控えた残雪の富士山がでかい。時折り黒い雲が走り、山頂が見え隠れ、墨絵のようだ。道志の山塊、丹沢の峰々を見ながらの昼食、記念写真。12:00下山開始。ブナ沢乗越までは同じルートを下り12:20.右手城ケ尾峠方面への緩い尾根道を行く。若葉のブナ林、明るい尾根筋、汗ばむ身体に心地良い5月の風、適度な起伏の山歩きを満喫。登山道が急な登りになると、途端に何やらぶつぶつ、楽ありゃ苦もあるさ。急坂を登りきって中ノ丸13:05.振り返れば踏破した菰釣山がゆったりと横たわっている。快適な尾根歩きが続く。今回も〆は急な登り、少しヨタついて城ケ尾山に13:45.本日最後のピーク城ケ尾峠に14:00.峠はちょっとした広場だ。先発の2班は下りを急ぐようだ、長い下りが続く。所々崩れて足場が悪い。杉の植林は良く手入れされているが、少し暗い。14:30 林道との出会い。サガセ東沢に沿って林道を下る。温泉、ビールに惹かれてか。先を行く2班のピッチが早い、一部に遅れも出て隊列が長く延びていく。車両止めを抜けるとキャンプ場が目に付く。15:20には反対側を今朝通った落合橋着。バスの待つ「どうし道の駅」には15:25.暫く休憩、温泉を待ちきれずに早速ビールで喉を潤す者多数。
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トウゴクミツバツツジ
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 「道志温泉」16:10~16:55。ゆっくりと温泉につかり汗を流す、中には入浴を素早く切り上げて生ビールをあおる豪の者も若干。温泉を出てすぐのコンビニでアルコールの追加。万全の充電に盛り上がるバスは往路と同じルートを静岡へ。行楽シーズンで道路は多少混雑するも、御殿場からは新東名を快適に飛ばして、静岡IC。静岡駅へ。19:10 解散。自分にはちょっときつめの山歩きであったが、心地良い疲れと言いようのない充足感に満たされて無事に帰宅 20:00.待っていてくれた家族とワインで乾杯! シアワセな一日でした。
リーダーの方々お世話頂き有難うございました。皆さんご苦労様でした。          「s」
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新調したクラブのTシャツもチラホラ、お疲れさまでした。