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2012年 11月 第122回山行記録
青木ヶ原樹海と大室山
実施日:平成24年11月3日(土)
天候:曇り
参加者:18名 男性:11 名 女性:7名
顧問の山行は豊かな登山経験に裏打ちされた豊富な知識と技術とに触れることが出来る得がたい機会だが、時に体力的にハードではと気後れがするときがある。左脚の回復が本調子ではなく、どうかと逡巡したのだが、行程も短そうだし、計画に盛り込められた「アウトドアー アクテイビテイ」にも惹かれた。それにクラブきっての「あしのろ」を吹聴するT会長も参加と聞いて意を決した。結果は「大満足」「大花印」 予報に反して空には黒い雲、しかし降るような天候ではなさそうだ。富士山噴火の神秘を秘めた樹海と大室山、風穴への期待を込めて新ハイのバスは少し遅れて6:05静岡駅を出発。東名清水、富士を経由して朝霧道の駅に7:50.さすがに寒い、祭日の為か行楽客も多い。139号線は本栖湖を過ぎる辺りから黄色に色付いた木々が目立つ。鳴沢の部落から南に入ると更に紅葉が進み、黄色に赤が混じる錦のトンネルだ。最盛期直前の初々しい紅葉が清秋の爽やかさとともに心地よい。 |
道も無く、コンパスも狂うと言われる樹海 |
8:25 精進口登山道。入念に準備体操を済ませ、歩き出す。幅広い林道を暫く行くとゲイト。ここからが登山コースとなるのだろう。落葉した原生林は意外と明るく見通しも良い。一本の見事なミズナラの巨木が大きく枝を広げている。踏み跡もないところリーダーを頼りに後に続く。厚い落ち葉は脚には優しいが、時に深く沈んで歩き難い。ストックが小枝に遮られたりしてたちまちに遅れがちとなる。先行者を見失わないよう懸命に踏ん張る。頂上近く暗い笹原が広がり獣道が縦横に走る、獣の糞も散見。9:50大室山山頂着、視界は無いが?の枝に大室山と書かれた木札があり、控えめで何やら床しい。記念撮影。笹原を下り三角点へ10:10.周辺は茨が茂り三角点の守護人を気取っている。展望の利く広場に移り、昼食10:40.風が少し冷たいが、別荘地や朝霧高原の広がりが素晴らしい。本栖湖が静かに湖面を輝かせている。山頂部が雲に覆われて、期待した冠雪の富士の勇姿は見ることが出来ない。大室山山頂へ登り返し、明るい林へ。11:20 火の起こし方、注意を聞いて焚き火、しばし暖を取る。下山は先頭を交替でルートを見つけながら下る。赤と緑のリボンが手がかり、時々見失うが無事にゲイト近くのミズナラの大木に。12:00.ここでツリークライミングの訓練。若き俊英Oさんが果敢に挑戦、見事にクリアー。 |
大室山山頂、視界は無い。 |
一日無事に楽しませて頂きました。リーダー、皆さん有難うございました。「s」 |
風穴への入り口 | 暗く滑り易い足場に皆苦戦 |
何やら怪しい冷気も | 会長が氷に足を取られ滑りながらも撮った氷柱 |