2011 7月 山行記録 -その2
鳥海山 秀麗な山容を誇る東北地方の最高峰 2236m実施日:平成23年7月17日(日) 天候:快晴参加者:24名 男性:15名 女性:9名 |
御浜小屋先からの鳥海山山頂部
17日(日)
4時起床。今日は鳥海山へ。5:00、バスにて鉾立登山口に向う途中、『ようこそ秋田へ』の看板。
なんと登山口秋田県でした。
今日も美男美女の1班と健脚の2班に分かれ、5時17分登山開始。
天気は快晴。これも昨日、月山山頂で自腹を切ってお祓いした1班の人たちのお陰かな?感謝!!
予定より1時間程早めの出発なので、ゆっくりペースで花々を観察。トラノオ、マイズルソウ、カラマツ
ソウ、チングルマ等々。このチングルマ、咲いているときと終わった後の違いにビックリ。やがてきつい
上り坂が続く。あちらこちらでウグイスやカッコウの鳴き声が。しばらく進むと鳥海国定公園の標識。
右手には雪渓、その雪溶け水で水たまりの石段が続く。
6:40 賽の河原へ。あいにくガスが出てきて景色は何も見えない。
7:15 鳥海御浜神社へ。この先方に鳥海湖があるらしい。先行していた1班がガスの切れ間に見えた!
どこどこ?と2班が行くとまたガスが・・・・。ダメかなと思いながら歩いていると一瞬ガスがサァーっと
流れて、真下に湖面が現れた。カメラマン一斉にシャッター。何とその遠く前方に昨日登った月山の雄姿
が。。行く手にはニッコウキスゲ、ミヤマキンポウゲ、ヨツバシオガマ、イワベンケイ、イワキキョウ、
ハクサンフウロ・・・色とりどりのお花畑が続く。素晴らしい。八丁坂まで来たところで鳥海山が目の前に。
足を止めてシャッターチャンス。
8:35 七五三掛へ。分岐点、急な登り坂が続く。途中で長い雪渓に出た。誰もアイゼンを着けていない。
しばらく歩いても滑る人はいないようだ。突然Kさんから昨年の旭岳の『尻制動』で降下した3人の話が
出た。ドキッ!!身に覚えあり。途中でまた岩がゴロゴロの急な登り。ようやく御本社へ。
10:33、登山口からちょうど高度1000m登った。小休止の後、荷物を置いて新山へ。頂上まで険
しい岩場が続く。苦労してたどり着いた頂上は狭く、3~4人ずつ交代で写真撮影のあとすぐ下山。
11:40 希望者だけ10名、Yリーダーと共に七高山へ。途中きつい登り、
12:05頂上。一等三角点を確認。トンボが乱舞している。山はもう秋が近づいているのかな。他の
14名と合流する為、行者岳~伏拝岳へと進む。13:25 伏拝岳、ここで合流。目の前は雪の大斜面。
若者たちがスキーであっという間に下りていく。Yリーダー、合羽のズボンはいて滑ったら速いだろうなぁ。
アイゼンを装着して歩き始める。
どこまで続くのだろう。強い日差しの照り返しで日焼けが気になる。何人かのアイゼンの調子が悪く、片足
だけの人も。
雪渓も終わりアイゼンを外し、小川の雪溶け水でのどを潤す。冷たい!この辺り一面、ニッコウキスゲの
花畑。
赤い建物の河原宿が。14:26 到着。小休止のあと、滝の小屋に向けて歩を進める。両側、笹や低木が
生い茂る岩のきつい下り坂がどこまでも続く。足を取られて転ぶ人も・・・・。15:20 滝の小屋へ。
このあとバスが待つ駐車場まで30分。
今宵の宿、鳥海温泉 遊楽里へ。
18日(月)
今日はなでしこジャパンの決勝戦。
昨日だったら観られなかったのに、ラッキー。4時から手に汗握る熱戦の末、ついにPK戦で世界一。
相手はアメリカ。
“大和撫子強し”
連日好天に恵まれ、記念すべき日、なでしこジャパンの世界一と重なり、思い出に残る山行になりました。
8:00 遊楽里を出発、家路へ。
途中台風の影響で東名富士~清水間閉鎖のため、ルートを変えて20:50 清水着。
別れが近づいた頃、Tさんが『妻恋し ゆかたのひもが・・・・・』字足らずでした。 で、大爆笑!!
ありがとうございました。(Y.Y)
七五三掛から千蛇谷への下り | 千蛇谷雪渓を登る |
鳥海山山頂部 | 大雪渓の下り |
西の庄内平野からの鳥海山 | 日本海へ沈む夕日 |